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概要

顔写真 氏  名: 池端 慶(イケハタ ケイ)
所  属: 生命環境系
専  攻: 地球進化科学
研究分野: 岩石学・鉱床学・地球化学・火山学
職  名: 助教
学  位: 博士(理学)
学位取得大学: 東京大学大学院 理学系研究科(2009年3月)
着任日   : 2011年9月1日
メンター  : 荒川洋二教授
研究室   : http://www.geol.tsukuba.ac.jp/~ikkei-hp/ikkei-index.html

マグマ-熱水系における揮発性元素と金属元素の分布と挙動に関する研究

(1)噴火前のマグマ中の揮発性元素の情報は、マグマプロセス、火山噴火のダイナミクス、鉱床形成機構の理解のために非常に重要です。マグマ中の揮発性元素の情報は、火山岩の斑晶に閉じ込められた微細なメルト包有物を分析することで得られます。本研究では、日本の代表的な活火山の火山噴出物(メルト包有物)の主要元素、微量元素、揮発性元素濃度を分析し、マグマの化学組成が噴火の推移とともにどのように変化したかについて詳細に評価します。この研究で得られた成果は、将来の火山噴火時の噴火活動様式の予測や下記に述べる様々なマグマ性鉱床の形成機構の理解にも役立つことが期待されます。

 

(2) 最近のMC-ICP-MSの普及と進歩の結果、地球化学試料に含まれる非伝統的な金属図1(例:銅、鉄、亜鉛)の安定同位体比の高精度測定が可能となり、より直接的に鉱床形成機構を解明することが可能になってきました。本研究では、各種鉱床鉱物に含まれる様々な非伝統的金属元素の安定同位体比を高精度、高確度に局所分析する方法を開発します(図1)。その後、開発した局所同位体比分析法を海底熱水鉱床試料(例:伊豆・小笠原弧や琉球弧)に適応してこれらの鉱床の形成機構を詳細に解明したいと考えています。