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概要

氏  名: 川田 清和(カワダ キヨカズ)
所  属:  生命環境系
専  攻: 生物圏資源科学
研究分野: 植生学・植物生態学
職  名: 助教
学  位:

博士(農学)

学位取得大学:

筑波大学大学院 生命環境科学研究科(2005年3月)

着任日   : 2011年12月1日
メンター  : 上條隆志 教授
研究室   : http://www.u.tsukuba.ac.jp/~kawada.kiyokazu.gu/kawada_index.html

半乾燥地における生物資源の持続的利用

 発展途上国と呼ばれる国々の多くは半乾燥地にあり、少ない資源を無計画に利用することによって生態系の悪化が進行しています。とくに半乾燥地の生態系は人間活動の影響を受けやすく,不適切な利用による沙漠化のリスクが高い環境です。しかしながら適正な利用方法に関する科学的根拠が少ないため、現地住民はどのように管理すればよいのかわからないまま利用しています。そこで科学的根拠に基づいた持続的な資源利用法を提案し,現地住民による生態系の管理が必要とされています。
 半乾燥地の国々では,これまでに多くの観測機器を用いて沙漠化に関する研究がおこなわれてきました。しかしながら,現地住民は高価な観測機器を購入することができず,導入されたとしても保守管理できるだけの知識を伴っていないため自主的な運用をすることができないのが現状です。現実的な問題として、高価な機器を使わず、保守管理の手間を取らず、目に見えてわかる評価方法が必要とされています。
 一方で現地住民が自然に対する関心は高く,家畜が好む植物や薬草として利用できる植物など,多くの身近な植物に関する知識を持っています。多くの場合,そのような知識を持っている識者は集落単位で存在するため,地域ごとに異なる植物も網羅できます。すなわち,評価方法を彼らの知識と結びつけることで,現地住民が理解できる管理方法が提案できると考えられます。
 私はこの部分に注目し,生態系の基本的構成要素である植物が変化することが何を意味しているのかという科学的根拠を現地住民が持つ知識と融合させ,半乾燥地の持続的な資源管理に活用していきたいと考えています。

 

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