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概要

氏  名: 松坂 賢(マツザカ タカシ)
所  属: 医学医療系
専  攻: 疾患制御医学
研究分野: 生活習慣病
職  名: 准教授
学  位:

博士(医学)

学位取得大学:

筑波大学大学院 人間総合科学研究科(2005年3月)

着任日   : 2012年8月1日
メンター  : 島野 仁 教授
研究室   :

http://matsuzakalab-tsukuba.org

脂肪酸の質的制御による新しい生活習慣病治療法の開発

 近年、わが国においても生活習慣病は増加の一途を辿っており、これら疾患の成因の解明と有効な予防法・治療法の開発が早急に求められています。我々は、生活習慣病の病態メカニズムの解明を目標に、栄養シグナルが脂肪酸合成を誘導する分子機序を生理・病態両面から解析してきました。その過程において、炭素数12~16の飽和・一価不飽和脂肪酸を基質とする新規長鎖脂肪酸伸長酵素 Elovl6をクローニングしました。さらに、Elovl6 欠損マウスでは、炭素数16の脂肪酸(C16:0, C16:1)の増加、炭素数18脂肪酸(C18:0, C18:1)の減少など様々な脂肪酸組成の変化が認められ、高脂肪食負荷や肥満モデルマウスとの交配により野生型マウスと同様に肥満・脂肪肝を呈するが、インスリン抵抗性の発症が抑制されることを明らかにしました。したがって、脂肪酸組成といった脂質の質的内容もエネルギー代謝に重要であり、そのコントロールが生活習慣病の新しい治療になることが期待されます。また、Elovl6欠損マウスが肥満、脂肪肝を呈するにも関わらず生活習慣病を発症しにくいということは、この伸長酵素の阻害は肥満が持続した状態においても生活習慣病発症リスクを改善する新たな治療法となる可能性があります。本研究では、Elovl6遺伝子改変マウスの解析から、脂肪酸組成の変化に応じたエネルギー代謝・インスリン感受性調節の分子メカニズムを解明し、脂肪酸組成の制御を基盤とした生活習慣病の新規治療法の開発を目指します。

 

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