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概要

顔写真 氏  名: 新里 高行(ニイザト タカユキ)
所  属: システム情報系
専  攻: 知能機能システム
研究分野: 群れ・学習・創発現象
職  名: 助教
学  位: 博士(理学)
学位取得大学: 神戸大学大学院 理学研究科(2012年3月)
着任日   : 2013年1月1日
メンター  : 藪野浩司教授
研究室   :

http://niizato.iit.tsukuba.ac.jp/index.html

群れ・学習・創発現象

 なにか新しい事が起こるということを考えるときに、我々は次のようなパラドクスに直面することになる。たとえば、新しい知識の学習について考えてみる。我々は、知識の獲得というものは暗に、今まで未知だったものを既知化することだろうと理解している。ところが、それを認めたとたんに、未知はたんなる観測者の無知として扱われ、新しい事を学習するということが不可能になってしまう。というのも、既知の外側という意味で未知は既知化されてしまうからだ。では、いったい、未知の未知性とはなんなのだろうか。
 私は、未知なるものが事物としての側面(トークン)と集合としての側面(タイプ)を両方になうからこそ、未知の未知性は保証され、学習や創発などを積極的に語る事ができると考える。このようなタイプ・トークンの両義性を担った過程は、とくに身体としての群れを理解する上で重要になってくるだろう(下の写真は沖縄に生息するミナミコメツキガニ。撮影:西山雄太)。各個体の担う個体性(トークン)と社会性(タイプ)の両義性は、常にミクロとマクロの境界を無効にし、その結果、群れは一つの身体を獲得する。このような描像をもとに、私は創発現象全般を解明したいと考えている。

 

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