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概要

顔写真 氏  名: 王 寧(オウ ネイ)
所  属: 生命環境系
専  攻: 生物圏資源科学
研究分野: 植物遺伝育種学
職  名: 助教
学  位:

博士(生物資源工学)

学位取得大学: 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 (2008年3月)
着任日   : 2014年2月1日
メンター  : 草野 都教授
研究室   : https://sites.google.com/site/metabolgenom/home/research

ポストハーベストに適した育種素材開発と遺伝子制御の解明

 

 現在、世界全体における一人当たりの食料生産量は、計算上十分な量は確保されている。しかし、生産地域によって人口分布は偏るため、貿易による食料の地域間移動が不可欠である。世界人口も増加の一途をたどっており、食糧問題はますます深刻になると考えられます。日持ちが良い農産物の作出は、収穫後の流通・消費の各段階において損失を著しく減少させる。現在、収量や病気抵抗性の向上を目的とする品種改良は精力的に進められている。一方、特に園芸作物において、ポストハーベスト管理に適した品種の開発は安定した食料供給に有効であり、重要な研究課題の一つである。
 当研究グループは日持ち性や収量性の向上を目指し、分子遺伝学的手法を中心に作物と蔬菜類植物の農業上重要形質について調査・解析に取り込みます。効率的かつ正確的に調査できる方法を確立すると同時に、遺伝解析集団の作成や、マーカー開発から形質に関与する量的形質遺伝子座の同定、そして遺伝子のマップベースクローニングといった順遺伝学的アプローチを用いた研究が行っています。一方、変異誘発集団用いたTILLING技術とゲノム情報を活用したゲノム育種技術が取り込んでいます。各重要形質発現への関与が示唆されている遺伝子の変異体を選抜・固定し、変異系統と野生型の間で比較オミックス解析を行い、発現の分子ネットワーク解明を目指します。従来の遺伝学的手法で研究を進めると共に、プロテオミクスやメタボロミクスなどのポストゲノム研究にも取り込みます。ゲノム研究とポストゲノム研究が両面から農業上重要形質の発現制御メカニズムを解明し、得られた知見に基づいて品種改良を行うことで食糧危機を回避するチャレンジしています。