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概要

山下 氏  名: 山下 祐司(ヤマシタ ユウジ)
所  属: 生命環境系
専  攻: 国際地縁技術開発科学
研究分野: 土壌物理学
職  名: 助教
学  位: 博士(農学)
学位取得大学: 筑波大学大学院 生命環境科学研究科(2008年3月)
着任日   : 2013年9月16日
メンター  : 足立泰久教授
研究室   : http://yujiyamashita.wix.com/laboratory

物質移動現象と界面化学的機能に焦点を当てた土壌の機能解析

 土は何からできているでしょうか。地下深部の岩石と区別して生物の影響がより強い土の表層部は「土壌」と呼ばれ,固相・液相・気相の三相から成り立っています。このうち土壌固相は砂粒や粘土粒子などの無機物(鉱物)と生物活動や生体遺骸由来の有機物の複合体で形成されています。この土壌固相の表面はミクロな凹凸や粘土粒子などの土壌コロイドの存在により比表面積が非常に大きく(1gの粘土鉱物でテニスコート1面分!),また鉱物や有機物に由来する化学的に活性な荷電官能基を有するため,接触する土壌水に対して莫大な化学反応の場を提供します。すなわち,土壌中の現象は土壌の物理構造のみならず界面化学的性質によって決定されます。農地環境における生物生産や化学種の物質循環を考えるとき,このような土壌の重層的な性質が発現する物理化学的特性を解析する必要があります。  そこで本研究では,作物への栄養塩等の化学物質の供給、重金属や原発事故で農地環境を汚染した放射性セシウムをはじめとする土壌汚染の問題解決に資する観点から,特に土壌有機物の大部分を占める腐植物質について,土壌中の物質移動現象と固相-液相間の界面化学の両者に焦点をあてた土壌工学的研究を推進します。