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概要

横井智之 氏  名: 横井 智之(ヨコイ トモユキ)
所  属: 生命環境系
専  攻: 持続環境学
研究分野: 動物生態学(昆虫と植物の相互作用)
職  名: 助教
学  位:

博士(農学)

学位取得大学:

京都大学大学院 農学研究科(2009年3月)

着任日   : 2012年10月16日
メンター  : 濱健夫教授 山路恵子准教授 廣田充准教授
研究室   :

https://sites.google.com/site/tomoyokolab/home

里山生態系サービスの持続的維持に昆虫たちが果たす役割の解明

 「里山」生態系は、人が自分たちの生活のために手を入れながら維持してきた環境です。その中には実に多種多様な生物が生息しており、相互に複雑な関係を保って構成しています。この生物多様性が私たちにもたらす恩恵を生態系サービスと呼びます。中でも昆虫は、目立たなくとも生態系の中で重要な位置を占めています。花にくる昆虫による農作物への送粉はその一例で、これは多くの野生植物の繁殖にとっても欠かせません。しかし近年、生息地分断化や環境汚染、外来競争者の侵入などによって、在来の生態系における生物多様性の減少が深刻化しています。その現状を把握し、解決の糸口を見つけるためには、異なる環境に生息する生物群集間のつながりを理解しなければいけません。そこで、種間・群集・景観といったさまざまなスケールから相互作用の研究を行なうことが重要になってきます。私は里山環境に生息する昆虫と植物間の相互作用に着目して基礎から保全まで幅広く研究を行なっています。
 たとえば、ハナバチ類の生活史や生息場所の情報をデータベース化し、地域植生図データや ハナバチの体表の化学分析などと重ね合わせることで、生息地周辺での土地利用の変化や農薬散布が、地域の生物多様性に与える影響を調べたいと考えています。さらに過去と現在のデータを比較することで、より長期間での変化も明らかにできると考えています。私の研究では訪花昆虫だけでなく、地上徘徊性昆虫や水棲生物も研究対象としています。それらの生活史や行動・生態も調べることで、昆虫を中心とした里山全体の生態系ネットワークの理解と、人と他の生物種が共存する里山生態系の持続・保全の可能性を探っていきます。

 

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